Here's the conversation:
Excite: 今年2月のデビュー・シングル『feel my soul』がいきなりのヒットシングルとなったYUIさんですが、そもそも音楽を始めた"きっかけ"って何だったんですか?
YUI: 歌は、小さい頃から聴いていて、好きだったんですね。たとえば、母の車のカーステレオだとか、家のオーディオだとか、そこから流れてくる音楽に反応していました。本格的に音楽を演り始めたのは15歳くらいですね。でも、音楽を演りたいと思ったときに、「じゃあ、どうすればいいか」ということが、わからずにいた時期があったんです。そんな時に、あるストリート・ミュージシャンに出会って、そこから夢へと繋がって行った感じでしたね。「音楽を伝えて行きたい」と思っていただけだったのが、その方から、伝える方法を知ることが出来たんですね。
Excite: そうすると、15、16歳の頃からは、歌うことが中心の生活になって行ったんですか?
YUI: 学校、バイト、音楽活動…と、全部が忙しくなって、思うように歌うことへの時間が取れなくなって来て、とてもイライラしてて。考える時間さえも無い程、忙しくなって行って、身体を壊してしまったんですね。おかげで、考える時間がやっぱり出来て、そこでたっぷり"音楽を中心に生きて行きたい"って思ったんですね。「中途半端にしたくない」って。そして次第に、音楽へと気持ちは進んで行きましたね。明確になったんですね、きっとそこで。それから、ずっとギターに触れながら、歌を歌っていましたね。
Excite: バンドを組んだりはしなかったんですか?ずっと、シンガーソングライターとして歌って来たんですか?
YUI: 組もうと思ったことはあったんです。メンバーを探そうと思ったり、行動に移そうとも思ってはいたんですけど。ちょうど、その頃にストリート・ミュージシャンの方たちに出会って衝撃を受けて…。
Excite: 衝撃とは?
YUI: 自分で作った歌を、自分の力だけで届けている姿っていうか。ギターを弾いて、ストリートで歌って。素のままだからこそ、伝わって来るんですよね。そのスタンスに、衝撃を受けました。自分と重なるものが、歌の中にあったりもしたんです。それで、聴き終えたときに、その人たちに声を掛けました。「音楽をしたいんですけど、どうすれば良いのか迷っているんです」って。彼らのアドバイスから、福岡の音楽塾に通うようになって、そこで音楽を作ることを本格的に学ぶようになったんです。
Excite: YUIさん自身が、初めてのストリートに出たのは、どんなきっかけだったんですか?
YUI: その、ストリート・ミュージシャンの方の路上ライブに、前座で1曲だけ演奏させてもらったのが最初ですね。その方のファンの皆さんの前で、先輩であるストリート・ミュージシャンの方に、コーラスや演奏で助けてもらいながら演奏したんです。それ以来、路上ライブをするようになりましたね。音楽塾の人に薦められて応募したソニーのオーディションに受かって、上京後、音楽活動をするようになってからは、福岡に戻る度にストリートで1人で演奏するようになりました。インディーズで出したシングルを手売りしたりもしましたね。ちょうど寒い季節だったんですけど。そこで見てくれる人と話をしたりして、楽しんでましたね。演奏は、当時、先輩がいつも演奏していた場所を選んで、福岡に行く度に、そこで毎回ライブをしてました。
Excite: 初めての路上ライブは、どんな感じでした?
YUI: 気持ち良かったけど、緊張しましたね。最初は先輩たちも居たから心強かったですけど。それでもやっぱり、不安と緊張で一杯でしたね。最初はカヴァーを演っていたんですけど、徐々にオリジナルの曲も演るようになりましたね。「聴いてくれているんだな」って感じられると、とてもパワーになるんです。気持ち良く歌えて、それで伝わって…。とにかく、歌が届くのが好きです。
Excite: でも、お客さんが足を止めてくれないと、淋しい気持ちになったりしませんでしたか?
YUI: そうですね。もし、私がすごく緊張して歌っていたら、誰も足を止めてくれないと思うんです。だからいつも、自分のストリートライブで作りたいのは、"気さくな感じのする空間"なんです。それを大事にしながら歌っていたら、皆なんとなく足を止めて、なんとなく聴いてくれて、なんとなく歌が心に入って行って…。そうしていれば「CD買ってあげるよ」って言ってくれるおじさんが居たり、学校帰りのコが放課後を過ごして行ったり。「足を止めよう」と思いながら歌うんじゃなくて、そこにいる皆に対して気さくに歌で語りかけて、気持ち良さそうに歌っていれば「何か聴こえるな」って感じた人が、ふらりと私の前に来てくれると思っています。
Excite: でも、福岡に帰っての路上ライブなら、リラックスして出来るんじゃないですか?
YUI: そうですね。「どこから来てるんですか?」とか、演奏を聴いてくれる人と、少しずつコミュニケーションを取ったりしてましたね。デビューしてからは、ドラマの主題歌に起用されたこともあって「この歌、聴いたことある」って、足を止めて話掛けてくれる人も多くなりました。最初は、その反応の違いに戸惑いましたけど、でも嬉しかったですね。
Excite: そして、11月9日リリースのサード・シングル『LIFE』は、そんな福岡から1人離れて上京して来たときの気持ちを綴ったそうですね。
YUI: 上京して来てからこの曲を書いたのが、もう1年以上前になりますが…。その当時も、1 年経った今も、「同じことを考えているんだなぁ」って、詩を読み返してみて思いましたね。今の新しい自分に重ね合わせて歌う中でも、気持ちは変わらないですよね。色々なものがあって、色々な人が居て、様々な体験をして行く中で、私は多くのことを感じている、という歌なんですけど。東京に出て来る前は、本当に不安だったんです。「これから、どうなってしまうのかな?」って。でも、いざ上京するとなったら、案外、落ち着いてましたね。東京に来てからは、不安というより、色々なものを見て、色んなことを感じているんだっていう実感があって、正にその気持ちが、曲からも溢れていると思いますね。
Excite: 確かに、不安とかってことではなくて、強い気持ちを感じますよね。爽快なメロディだったりするし。
YUI: アップテンポなので、野外で歌ったりすると、舞い上がって行くイメージもありますよね。バンドで演奏すると、とにかく楽しくて。メッセージが前向きだし、サビの部分も、歌っていて気持ち良いから、テンションもߍ